電子調達共同システム(物品等)とは

1. システムの概要

  • 愛知県 と 県内51市町村 及び 6一部事務組合では、共同により 物品や委託・役務の調達手続きに係る電子調達システムの運用をしています。
  • 電子調達システムとは、入札参加資格申請に係る手続きや、調達案件情報の閲覧、入札(見積)の提出・開札、入札等結果の閲覧など 一連の調達手続を、発注機関に出向くことなくインターネットを介して行うことができるシステムです。
  • また、このシステムを構成する機能別のサブシステム (入札参加資格申請システム、入札情報サービスシステム、電子入札・公開見積競争システム) を総称するものです。
  • 導入時期は、入札参加資格申請システムは 平成20年1月に運用開始しました。入札情報サービスシステム 及び 電子入札・公開見積競争システムは 平成20年8月に運用開始しました。
  • なお、このシステムは建設工事及びコンサルタントの調達手続きに係る「あいち電子調達共同システム(CALS/EC)」とは別システムとなります。

2. 導入目的・期待効果

  • 発注機関への移動時間や頻度が減少することなどにより、業者のコストが軽減できます。
  • 共同システム参加団体の案件情報や調達結果情報などがインターネット上で横断的に検索・確認できるため、利便性が向上し、透明性も確保できます。
  • 受発注者双方に 不正な手続が抑制できます。
  • 統一システムの運用により、複数の共同システム参加団体間で重複していた事務が排除でき、受発注者双方の利便性が大幅に向上します。

3. 共同システムの参加団体

愛知県

市 部
(37市)

豊橋市、岡崎市、一宮市、瀬戸市、半田市、春日井市、豊川市、津島市、碧南市、刈谷市、豊田市、安城市、西尾市、蒲郡市、犬山市、常滑市、江南市、小牧市、稲沢市、新城市、東海市、大府市、知多市、知立市、尾張旭市、高浜市、岩倉市、豊明市、日進市、田原市、愛西市、清須市、北名古屋市、弥富市、みよし市、あま市、長久手市

町 村 部
(14町村)

東郷町、豊山町、大口町、大治町、蟹江町、飛島村、阿久比町、東浦町、南知多町、美浜町、武豊町、設楽町、東栄町、豊根村

一部事務組合
( 7団体)

名古屋港管理組合、小牧岩倉衛生組合、愛知中部水道企業団、尾三消防組合、海部南部水道企業団、五条広域事務組合、公益財団法人愛知・名古屋アジア・アジアパラ競技大会組織委員会

 

4. 統一された入札参加資格申請 (入札参加資格申請サブシステム)

  • 入札参加資格申請の電子化にあたり、共通申請内容や有効期間を共同システム参加団体間で統一しますので、複数団体へ一括して申請することもできます。
  • また、従来の手続に比べ、添付書類も大幅に削減しました。

5. システムでの調達方式 (電子入札サブシステム)

1) 一般競争入札(最低価格)
2) 入札後資格確認型一般競争入札
 

  • 入札後資格確認型一般競争入札とは、公告時に必要な資格を公開し、事前の全業者への詳細な資格確認を行うことなく応札し、開札後に1番札の者(落札候補者)から資格確認を行い、条件を満たす場合に落札決定する方式です。

3) 指名競争入札(最低価格)
4) 公開見積競争(オープンカウンタ方式)

  • 公開見積競争(オープンカウンタ方式)は、随意契約の方式の1つですが、そのプロセスの概略は次のとおりです。
  • 調達案件は、発注機関から業者を特定することなくシステムに登録すると、業者からは 地域別や営業品目別などの条件で案件を検索・閲覧することができるようになります。
  • 受注を希望する業者は、システムに登録された案件に対する見積り額をシステムに登録します。
  • 所定期日に、システムにより見積金額の比較を行い、発注業者を決定します。

 

オープンカウンタ方式のイメージ図

※ 共同システム参加団体により、上記各方式の運用状況が異なる場合があります。